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ブルアカ よんだ。 感想 リオ好き

めちゃめちゃ面白かった。ネタバレあり

1月終わりあたりから2周年でめちゃめちゃ盛り上がっていたブルアカ。ストーリーでここまで盛り上がってるのに、今やらなければ今後やらないな、と思い流石に起動した。オタクの魂が燃え上がった。

これまでかわいいキャラが実装されたらたまに開く、くらいでほとんど起動していなかった。しかもそれもモモトークをちょっとやるくらいで、ストーリーなんてイベストも含めてほぼほぼ読んでいなかった。え、ブルアカをってモモトークで女の子といちゃいちゃするゲームじゃないんですか!?知らなかった……

エデン条約編からストーリーが面白いって言われてたね。話題になってた頃からああそのうち読まなきゃなと思いつつ、結局今になってしまった。

エデン条約編、たしかに面白かった。かなり。政治的に集められた補習授業部を中心に、キヴォトスにおける2大学園であるトリニティとゲヘナの対立を描かれていく。特に1・2章までは補習授業部の面々が、退学を避けるために必死に勉強をしていく青春物語で、そんな中で政治対立におけるナギサやミカ、アリウスなど各人の思惑が交錯していくのは、なんだかスパイ映画を見ているみたいだった。実際アズサはアリウスのスパイだったし。
コハルが一番純粋でよかった。キャラクター的にも純粋な感じはするけど、4章で殴る蹴るの暴行を受けているミカを守ろうとしていたときには泣きそうになった。他のキャラクターが二重スパイ、何もかもが嫌になって変態的欲求を満たそうとする犯罪者、自らの強すぎる力で全てを疑うようになった権力者、メンヘラゴリラ、銀行強盗とかいう濃ゆすぎるラインナップの中で、コハルだけか唯一の純粋な女の子だった。まあ接収したエロ本は横領してるけど。

ブルアカのストーリーに登場する生徒は、どことなく何かが欠けている。いや多分ブルアカに限らず、アニメのキャラクターを始め創作に登場する人物ってのはよくみたらどこか不完全なところはあるからキャラクターで、それを克服する成長が物語ってやつなんだろうが。ブルーアーカイブの生徒には、学生の幼さというか、未熟さがあった。大人を信じられなかったり、周囲に助けを求められなかったり、周りの人間を信じられなかったり。物語の源が悪意じゃなくて、そんな未熟さと未熟さがぶつかりあっている。

そんな未熟な生徒たちを、プレイヤーである先生が導いていく。のがブルアカの基本的な流れのように感じる。スパダリ系主人公とはよく言うけど、先生もそれに近い。しかも大人のカードとかいう公式からもチート呼ばわりされる最強武器があるのでそれが出来ちゃうんだよな。それが出来る存在だから先生なのか。
だからパヴァーヌ編2章のリオのくだりは、ちょっとそれから逸れてるというか、先生はあまり表に立ってないなと思った。ラストくらいか? 先生が先生たりえるのは生徒を信じてあげているから。生徒の未熟さを受け入れて、生徒の行動を信じてあげるという
このパヴァーヌ編2章でもそれは健在で、最終編までリオをしっかりと信じてあげている。ただリオの成長を促しているのはどちらかというと先生ではなくヒマリのような気がする。未熟さを指摘して、命令とは言え自分の行動に自責の念を感じるトキをみせて、リオに反省するよう促しているようにみえる。生徒は先生のみていない所でも自分の過ちに気づくことができる、ということか。
だから最終編第3章で、周りの期待に答えようとするあまり、自分の弱いところを晒すことを恐れて全て自分ひとりで解決しようしていたリオが、周りに受け入れられて机の下で泣いてたの本当によかった。別に悪意があってアリスを殺そうとしていたわけじゃない。あくまでも終焉に備えようとしていただけで、その過程の中で自分だけで走ってしまったことと、周りの考えを読み取れない至らなさ。

それに気づいたリオが、今後どう語られるのかとても楽しみだ。

ブルアカのストーリの中ではこの女が一番好きかもしれない。めんどくさいけど、センスも無いけど。プレイアブル実装されたらモモトーク絶対読みたい。読まなくちゃいけないのだ

うそも下手なのだ